大型トラックのタイヤに跳ね飛ばされた自転車を、私は目の前で見ました。 スポーツバイクの交通事故② 左折巻き込み事故の怖さ
2026/10/27
いつもご覧いただきありがとうございます。
POWER-KIDSです。
前回は、私自身が自動車のボンネットに乗せられたまま約300m走られた事故について書きました。
相手の運転者から言われた、
「全く見えていなかった。」
という言葉。
今でも忘れられません。
今回は、もう一つ忘れられない交通事故についてお話しします。
左折巻き込み事故です。
大型トラックのタイヤに跳ね飛ばされた
以前、私の目の前で起きた事故です。
大型トラックが左折しようとした時、自転車が巻き込まれました。
次の瞬間、
自転車に乗っていた人がトラックのタイヤに跳ね飛ばされ、歩道へ転がったんです。
本当に一瞬の出来事でした。
幸いだったのは、車体の下に入り込まなかったこと。
もし車体の下へ巻き込まれていたら……。
考えるだけでも恐ろしくなります。
大きなトラックのすぐ横を走るということが、どれほど危険なのか。
あの光景は今でも忘れられません。
大型車の左側は特に危険です
トラックやバスなどの大型車には、運転席から確認しにくい範囲があります。
ミラーがたくさん付いていても、すべてが完全に見えるわけではありません。
そして大型車は、左折する時に内輪差が生じます。
前輪が通った場所より、後輪が内側を通る。
そのため、車体の左側に自転車がいると、巻き込まれる危険があります。
ロードバイクに乗っていると、車が渋滞している時などに、つい左側を進みたくなるかもしれません。
でも私は、
大型トラックの左側には、できるだけ並ばない。
これを強くおすすめします。
信号待ちで左側をすり抜けない
例えば交差点。
赤信号で大型トラックが止まっている。
その左側に自転車が通れそうなスペースがある。
「前まで行けるな。」
と思うかもしれません。
でも、そのトラックが左折するかもしれません。
ウインカーが出ていなくても、絶対に直進するとは限りません。
そして青信号になった瞬間、トラックが動き始める。
その時、自転車が車体の左側にいたらどうなるでしょう。
前へ出ることより、車体の左側へ入らないこと。
これを優先してください。
なお、自転車専用の通行空間がある場合など、道路の構造や交通ルールによって通行方法は異なります。大切なのは、無理に大型車の横へ入り込まないことです。
「自分は直進だから大丈夫」ではありません
自転車は直進。
自動車は左折。
交通ルール上、左折する自動車には直進する自転車の通行を妨げないようにする義務があります。
でも、
交通ルール上の優先関係と、実際に事故を避けられるかどうかは別の話です。
相手が見落とすこともあります。
確認不足のまま曲がることもあります。
自転車が予想以上の速度で近づいていることに気付かないこともあります。
事故になってから、
「こちらが優先だった。」
と言っても、失った身体は簡単には元に戻りません。
だからこそ、自分の身を守る行動が必要です。
ウインカーだけを信用しない
もちろん、ウインカーは重要です。
でもウインカーが出ていないから直進するとは限りません。
車が交差点へ近づいて減速している。
左へ寄ってきている。
前方に曲がる道がある。
そんな時は、左折する可能性を考えます。
特に大型車の場合は、曲がり始めてから逃げようとしても間に合わないことがあります。
曲がり始める前に、危険な位置へ入らない。
これが大切だと思います。
左折車がいたらどうする?
私はこんなことを意識しています。
-
大型車の左側へ無理に入り込まない。
-
交差点手前で車と並走し続けない。
-
左折しそうな車には先に行ってもらう。
-
車が曲がり終わるまで、安全な位置で待つ。
-
ドライバーと目が合ったように見えても油断しない。
少し待ったところで、何十秒かの話です。
でも、その何十秒が事故を防ぐことにつながるかもしれません。
ロードバイクは速度が出るからこそ注意
一般的な自転車と比べて、ロードバイクは速い速度で走ることがあります。
車の運転者が自転車を確認した時、
「まだ遠い。」
と思っていても、実際にはすぐ近くまで来ていることがあります。
逆に、ロードバイク側も、
「この車はまだ曲がらないだろう。」
と考えてしまうことがあります。
お互いの予測が食い違う。
これが危険なんです。
特に交差点の手前では、速度を控えて周囲の動きを確認してほしいと思います。
車の運転者にもお願いしたいこと
自転車に乗る方だけの問題ではありません。
自動車を運転する方にもお願いがあります。
左折する時は、ミラーだけでなく、周囲の安全を十分に確認してください。
特に自転車が通行する可能性のある左側。
そして横断歩道や自転車横断帯の周辺。
大型車ならなおさらです。
「見えなかった。」では済まない事故があります。
私が目撃した事故も、一歩間違えれば取り返しのつかない結果になっていたかもしれません。
私からひとこと
大型トラックのタイヤに跳ね飛ばされ、歩道へ転がった自転車。
あの瞬間の光景は、今でも覚えています。
もしタイヤに跳ね飛ばされず、車体の下へ入り込んでいたら……。
考えるだけで恐ろしい。
だから私はロードバイクに乗る方へ、これだけは伝えたい。
大型車の左側へ、安易に入り込まないでください。
自分が直進だから。
こちらが優先だから。
ウインカーが出ていないから。
そんな理由で安全だと思わないでください。
相手の運転者が、こちらを見落としているかもしれません。
大型車の左折を待ったところで、ほんの少しの時間です。
ロードバイクは速く走ることも楽しい乗り物です。
でも、
事故を避けるために止まれることも、大切な技術です。
私はそう思っています。
速さより、安全。
そして何より、無事に家へ帰ること。
楽しいサイクリングを、悲しい事故で終わらせないでください。
次回予告:スポーツバイクの交通事故③
「追い越し・幅寄せ。クルマとの距離はどれくらい必要なのか?」
ロードバイクで車道を走る以上、避けて通れないテーマです。
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