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「全く見えていなかった」その一言が、今でも忘れられません。 スポーツバイクの交通事故① 出会い頭の事故が一番多い理由

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「全く見えていなかった」その一言が、今でも忘れられません。 スポーツバイクの交通事故① 出会い頭の事故が一番多い理由

「全く見えていなかった」その一言が、今でも忘れられません。 スポーツバイクの交通事故① 出会い頭の事故が一番多い理由

2026/10/23

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

POWER-KIDSです。

今回は、少し真面目なお話です。

交通事故について。

先日、私自身が自動車で追突事故に遭いました。

その事故をきっかけに、長年スポーツバイクに携わってきた中で見聞きした交通事故について、改めてお伝えしておこうと思いました。

スポーツバイクは楽しい乗り物です。

でも、どれほど高性能なロードバイクに乗っていても、交通事故だけは避けたい。

そして、私には今でも忘れられない事故があります。

ボンネットに乗せられたまま300m

もうずいぶん昔のことです。

私がロードバイクで走っていた時、左側の側道から自動車が飛び出してきました。

衝突して、私はその車のボンネットの上へ。

ところが車は止まらない。

そのまま走り続けたんです。

私は必死にフロントガラスを叩きました。

何度も何度も。

ようやく車が止まったのは、約300m先でした。

運転していたのは若い女性。

後になって、なぜ止まらなかったのか聞きました。

返ってきた言葉は、

「全く見えていなかった。」

この一言でした。

その晩、二度も目が覚めました

事故そのものも怖かった。

でも私にとって、それ以上に怖かったのは、

「全く見えていなかった。」

という言葉でした。

私はそこにいたんです。

車のボンネットの上に。

フロントガラスを必死に叩いていたんです。

それでも見えていなかった。

その事実が頭から離れませんでした。

その晩はうなされて、夜中に二度も目を覚ましました。

何十年もスポーツバイクに乗ってきましたが、あの言葉の怖さは今でも覚えています。

自転車事故で一番多いのは「出会い頭」

実は警察庁の交通事故統計を調べると、自転車と自動車などの事故で最も多いのは出会い頭の衝突です。

2024年の統計では、

出会い頭の事故が52.2%。

次いで、

左折時の衝突が16.6%。

右折時の衝突が13.9%。

この三つだけで約83%になります。

つまり、自転車と車両の事故の大部分が、交差点や道路の出入りに関係しているんです。

これは一般の自転車も含む統計ですが、POWER-KIDSでお客様から伺ってきた事故の傾向とも重なります。

特に多いと感じるのが、

左側の側道からの飛び出しと、左折車による巻き込み事故。

ロードバイクに乗る方には、ぜひ覚えておいてほしいと思います。

「見えているはず」は危険です

自分はまっすぐ走っている。

車も見えている。

だから相手もこちらを見ているはず。

そう思いたくなります。

でも、そうとは限りません。

車の運転者は、

右から来る車を確認しているかもしれない。

左だけを見ているかもしれない。

歩行者を探しているかもしれない。

自転車が近づいていることに気付いていないかもしれない。

こちらから車が見えていても、相手がこちらを認識している保証はありません。

私自身、身をもって経験しました。

側道から出てくる車には注意してください

特に気を付けてほしいのが、左側にある細い道路や駐車場の出入口です。

車が止まっている。

こちらは優先道路を走っている。

だから大丈夫。

とは限りません。

運転者がこちらを確認せずに発進する可能性があります。

私は側道に車が見えたら、

「この車は出てくるかもしれない。」

と考えるようにしています。

スピードを控える。

ブレーキを使える準備をする。

運転者の顔や車の動きを確認する。

ただし、目が合ったように見えても安心はしません。

本当にこちらを認識しているかどうかは、外からは分からないからです。

ロードバイクは思った以上に認識されにくい

ロードバイクは細い乗り物です。

自動車と比べれば、正面から見た時の存在感は小さい。

そして、ドライバーによっては自転車の接近速度を正しく予測できないこともあります。

特にスポーツバイクは、一般的な自転車より速い速度で走っている場合があります。

車の運転者が、

「まだ遠い。」

と思っていても、実際にはもう近くまで来ている。

だから私は、

自分が見えていることと、相手から認識されていることは別。

これを忘れないようにしています。

昼間でもライトを使う意味

ライトというと、夜に使うものだと思っていませんか?

もちろん夜間は点灯が必要です。

でも、昼間でもデイライトを使うことには意味があります。

自分が道路を照らすためではなく、

自分の存在に気付いてもらうため。

ただし、ライトを点ければ事故が防げるわけではありません。

明るいウェアを着ていても、ライトを点けていても、相手が見落とす可能性はあります。

だから装備に頼り切らず、危険を予測することが大切です。

次回は左折巻き込み事故について

もう一つ、POWER-KIDSでお客様から伺うことが多いのが左折巻き込み事故です。

左側を走る自転車と、左折する自動車。

同じ方向へ走っていたはずなのに、突然進路が交差する。

これはロードバイクでも十分注意したい事故です。

次回は、左折巻き込みについて詳しくお話ししたいと思います。

私からひとこと

私がボンネットに乗せられたまま走られた事故。

あれから長い年月が経ちました。

でも、

「全く見えていなかった。」

という言葉だけは忘れられません。

事故の怖さは、衝突の瞬間だけではありません。

その後も心に残ります。

自転車に乗る時、交通ルールを守るのは当然です。

でも、それだけで事故を完全に防げるわけではありません。

相手が止まるはず。

相手が見ているはず。

相手が譲ってくれるはず。

そんな「はず」に、自分の身体を預けないでください。

車が見えたら、こちらは見えていないかもしれない。

それくらい慎重でいいと思います。

せっかくの楽しいサイクリングです。

速く走ることよりも、

無事に帰ってくること。

長年スポーツバイクに携わってきた私が、皆さんに一番伝えたいことです。

交通事故に関するご相談はなんでもこちらへどうぞ

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