輪行袋はいりません。自転車をそのまま電車へ。 群馬の「サイクルトレイン」知っていますか?
2026/09/29
いつもご覧いただきありがとうございます。
POWER-KIDSです。
前回、
「初めての輪行。何を持って、どうやって電車に乗ればいい?」
というお話をしました。
ホイールを外して。
ディスクブレーキにはパッドスペーサーを入れて。
フレームとホイールを固定して。
輪行袋へ収納して。
これを覚えるとロードバイクの行動範囲が一気に広がります。
……と説明したばかりなのですが、
今回はいきなりイレギュラーです(笑)。
実は群馬県には、
そんなことをしなくても、自転車をそのまま電車に載せられる鉄道があります。
それが、
上毛電気鉄道と上信電鉄の「サイクルトレイン」です。
ホイールを外さない。
輪行袋にも入れない。
基本的には、
駅まで自転車で走って、そのまま電車へ。
目的地の駅に着いたら、
そのまま自転車で走り出す。
群馬でロードバイクを楽しむなら、これを使わないのはちょっともったいないと思います。
そもそもサイクルトレインって?
通常、電車へロードバイクを持ち込む場合は、前回説明したように自転車を解体して輪行袋へ収納します。
ところがサイクルトレインは違います。
対象となる列車なら、
自転車を組み立てた状態のまま車内へ持ち込めます。
これがものすごく楽なんです。
駅へ着く。
電車へ乗る。
目的地へ着く。
降りる。
走り出す。
輪行袋を広げる必要もありません。
ホイールを外す必要もありません。
目的地で組み立てる必要もありません。
つまり、
自転車と電車を、本当に一つの交通手段として使える。
これがサイクルトレインです。
上毛電鉄はかなり使いやすい
まずは上毛電気鉄道。
中央前橋から西桐生方面を結ぶ上毛線です。
上毛電鉄では、通常の電車運賃だけで自転車を車内へ持ち込むことができます。
追加の自転車料金はありません。
しかも土曜・日曜・祝祭日と春・夏・冬休み期間中は、原則として終日全電車が対象。
平日も朝の一部列車を除いて利用できます。
自転車は後ろの車両へ載せ、乗車中は転倒しないよう手で押さえます。
もちろんホームでは自転車に乗らず、押して移動します。
混雑時やイベント開催時などは持込みできない場合もありますので、当日の状況確認は必要です。
でも、
「自転車で駅へ行って、そのまま電車へ乗る。」
これが群馬で普通にできる。
なかなか面白いと思いませんか?
前橋から桐生へ。桐生から前橋へ。
例えば朝、前橋方面まで自転車で行く。
中央前橋駅から自転車ごと電車へ乗る。
西桐生まで行く。
そこからロードバイクで帰ってくる。
もちろん逆でもいい。
自転車で桐生方面まで走って、
「今日はここまで。」
西桐生から電車で戻る。
途中の大胡や赤城などで降りて、そこから走り始めてもいい。
つまり、
全部自転車で走らなくてもいいんです。
これが電車+ロードバイクの面白さです。
赤城南麓のサイクリングにも使える
上毛電鉄は赤城山の南側を東西に走っています。
ですから、
電車で途中まで移動して、
そこから赤城南麓をサイクリング。
別の駅まで走って、
また電車に乗る。
こんな使い方もできます。
いつも自宅から同じ道を走って赤城へ向かうのではなく、
電車でスタート地点そのものを変えてしまう。
これだけで、いつものロードバイクがちょっとした旅行になります。
そして、もう一つが上信電鉄
こちらも面白い。
高崎から下仁田方面を結ぶ上信電鉄です。
上信電鉄にもサイクルトレインがあります。
こちらもサイクルトレインを申し込めば、
輪行袋へ収納せず、自転車をそのまま無料で持ち込めます。
ただし上毛電鉄とは利用方法が少し違います。
利用できる時間帯が決められていて、
事前に利用する駅への連絡が必要です。
2026年9月現在、公式案内では、
平日の高崎発は9時25分から14時27分までの下仁田行き、
下仁田発は9時42分から14時40分までの高崎行き。
土曜・休日は、高崎発7時10分から14時27分まで、下仁田発7時25分から14時40分までの対象列車で利用できます。
利用する時は、必ず最新の時刻と利用条件を上信電鉄へ確認してください。
高崎から下仁田へ電車。帰りはロードバイク。
これ、秋にやったら気持ちいいと思います。
朝、高崎へ。
自転車をそのまま上信電鉄へ載せる。
電車に揺られて下仁田へ。
駅へ着いたら、
自転車を降ろすだけ。
輪行袋を畳む必要もありません。
ホイールを取り付ける必要もありません。
そのままスタートです。
下仁田周辺を楽しんでから高崎方面へ走って戻ってもいい。
途中の富岡や甘楽方面へ寄り道してもいい。
逆に、
高崎から自転車で下仁田方面へ走って、
帰りだけ上信電鉄を使うのもありです。
「行きだけ電車」が面白いんです
前回まで、
「行きは自転車、帰りは輪行。」
という遊び方を紹介してきました。
でもサイクルトレインなら逆も面白い。
朝一番に電車で遠くまで行って、そこから自転車で帰ってくる。
これなら朝の元気なうちに、いつもの道を何十kmも走る必要がありません。
最初から知らない場所からスタートできます。
これ、実際にやってみると結構新鮮です。
いつものサイクリングは、
「家を出て、いつもの道を走って、目的地へ。」
ですが、
電車を使えば、
いきなり旅先からサイクリングが始まります。
ロードバイクだけじゃなくE-bikeとも相性がいい
そして私は、サイクルトレインはE-bikeとも非常に相性がいいと思っています。
例えば電車で下仁田まで行く。
そこからE-bikeで観光地を巡る。
あるいは上毛電鉄で赤城南麓方面へ行き、そこから坂道を含めてサイクリングする。
電車+自転車なら、
クルマとは違った観光ができます。
駅を降りたところから行動範囲が一気に広がる。
ロードバイクなら遠くへ。
E-bikeなら坂道や距離をあまり気にせず観光へ。
群馬はクルマ社会ですが、
「電車+自転車」という移動方法も、もっと面白くなる余地があると思っています。
初めて輪行する人にもおすすめ
「輪行をやってみたいけれど、ホイールを外して袋へ入れるのが不安。」
そんな方にも、サイクルトレインはいいと思います。
まず、
自転車と一緒に電車へ乗る。
という経験をしてみる。
駅から離れた場所へ行き、
そこからサイクリングする楽しさを知る。
それから普通の輪行にも挑戦してみる。
順番はそれでもいいと思います。
ただし、普通の電車と同じです
サイクルトレインだからといって、自転車が最優先になるわけではありません。
駅では自転車を押す。
車内では転倒しないようしっかり支える。
ほかのお客様の邪魔にならないよう配慮する。
混雑していたら無理をしない。
そして各鉄道会社が決めた利用方法を守る。
「自転車をそのまま載せられる」ことを続けてもらうためにも、利用する側のマナーは大切です。
私からひとこと
前回、
「輪行袋一つでロードバイクの世界が広がります。」
と書きました。
今回は、
輪行袋すらいりません(笑)。
群馬には、自転車をそのまま載せられる電車があります。
上毛電鉄。
上信電鉄。
せっかく地元にこんな仕組みがあるのですから、使ってみない手はありません。
自宅から100km走って、また100km走って帰る。
それもロードバイクの楽しみです。
でも、
電車で50km移動して、
そこから知らない道を100km走って帰る。
これもロードバイクです。
電車で下仁田へ行って、帰りは自転車。
電車で桐生へ行って、赤城南麓を回って帰る。
途中で疲れたら、また電車へ。
「全部、自転車で走らなくてもいい。」
そう考えると、ロードバイクの遊び方はもっと自由になります。
秋は短いです。
暑すぎず、寒すぎず。
ロードバイクには最高の季節。
この秋は、
自転車だけでは行かなかった場所へ、電車と一緒に行ってみませんか?
上毛電鉄・上信電鉄のサイクルトレイン。
群馬のサイクリストなら、一度使ってみる価値はあると思います。
※サイクルトレインの利用可能時間、対象列車、持込み条件などは変更される場合があります。ご利用前に各鉄道会社の最新情報をご確認ください。
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群馬県伊勢崎市連取元町287ー1
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伊勢崎で安全なロードバイク走行
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