IRCのチューブレスタイヤ用パンク修理剤。
2019.03.25 Mon
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こんにちは、高崎店ふくだです。
本日はIRCのチューブレスタイヤ用パンク修理剤の話を。
本題の前に。
昨日は初心者走行会でした。
スポーツ自転車を買ったばかりで、まだウェアを持っていないという初心者の方も参加して頂きまして、
非常に良い初心者走行会となりました。
当店の初心者走行会は、初心者のために開催しています。
どこをどう走ればいいのか、
どのくらいの速度で走ればいいのか、
安全なブレーキのかけかた、一時停止、
手信号の仕方、
ビンディングの脱着の仕方、
どんな服を着て走ればいいのか。
初心者の時って分からないことだらけです。
当店で購入した自転車ならどなたでも参加無料です。
お気軽にご参加下さい。
次回の初心者走行会は4/28(日)開催予定です。
はい、本日のメインの話題です。
チューブレスタイヤ用のIRCの瞬間パンク修理剤、ファストリスポーン入荷いたしました。
ロードバイク用です。
「チューブレスってパンクしたらどうするの?」
と時々聞かれますが、基本的にはとっても固いだけでクリンチャータイヤと同様にチューブを入れればなおります。
必要であればタイヤブートをかませる場合もありますが。
基本的にはバルブを外せばクリンチャーと同じです。
ただ、クリンチャーと比べると、とっても固いんです。
最近のは着脱もいくらか楽なものが増えて来ましたが、
比較すると、やっぱり固いんです。
そんなわけで、タイヤを外さず、中に濃いめのシーラントとエアーを一発で入れてくれる、
IRCのチューブレス瞬間パンク修理剤、ファストリスポーンが便利というわけです。
まあ、基本的にシーラントを入れた状態のチューブレスって滅多にパンクしないんですけどね。
持ってると安心は安心ですよ。
「そもそもチューブレスって何やねん? チューブラっていうのと違うの?」
と思う方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明を。
絵が下手なのはご愛敬です。
クリンチャー=中にチューブが入っている普通のタイヤというイメージでOKです。
一般的に今の自転車に最初についているのはクリンチャーで御座います。
絵でいう真ん中のやつです。
ママチャリだってロードだってクロスバイクだって基本はクリンチャーです。
(最近、GIANTの一部の車種は最初からチューブレスになっていますが)
チューブレス=クリンチャーのチューブが入ってないやつというイメージです。
チューブレスは中にチューブが入っていないんです。
絵で言うと、一番右ですね。
タイヤとホイールがしっかり密閉してくれて、空気を逃がさないんですね。
チューブがないので、チューブが中でこすれたりの無駄な抵抗がゼロです。
さらに、チューブが無い分エアボリューム(空気の量)も増えるので、とにかく快適です。
チューブが入ってないだけで自転車の走り心地って変わるものだなぁ、と感心いたします。
中にチューブを入れればクリンチャーとして使うことも可能です。
チューブラ=昔からあるけど、今はレース用になりつつあるタイヤ。
チューブラについては昔は主流でしたが、昨今はレース用でしか使われなくなりつつあるタイヤです。
クリンチャー、チューブレスと違って、タイヤが丸く縫い付けられて、その中にチューブが入っています。
ホイールに接着剤(リムセメントorテープ)で貼り付けて使います。
基本的には走行性能は良いです。
タイヤ自体の走行性能も高くなりやすいですし、ホイールもシンプルな構造なので軽く作りやすいです。
ただ、タイヤのお値段がお高いのと、タイヤの交換がやや面倒臭いのと、
パンク修理の時のスペアがタイヤをまるごと一つ持たないといけないので邪魔っけです。
Bontragerのチューブレスレディホイールにユッチンソンのチューブレスタイヤ。
チューブレスレディとチューブレスについて聞かれることも時々あります。
チューブレス・・・シーラントを使わずに空気を密閉できます。
チューブレスレディ・・・シーラントが必要です。チューブレスレディ以外にもTLC(チューブレスコンパチブル)など様々な呼び名がありますが、要はシーラントが必要ということです。
シーラントと言いますと、ノリみたいな液体だと思ってもらってOKです。
パンクした時には穴に詰まってくれて、パンクの穴を塞いでくれます。
取り付けているときも、タイヤとホイールの小さな隙間があってもふさいでくれるので、エア漏れを防止してくれます。
ホイールかタイヤ、どちらかだけでもチューブレスレディ用ならシーラントが絶対に必要です。
エア漏れします。
両方チューブレス用の場合はシーラントはなくても良いですが、あった方がエア漏れの心配、パンクのリスクも減らせます。
ただし、組み合わせによってはチューブレスのホイールはシーラントなしで使う前提のものもあり、
リムがシーラントでダメージを受けることもあるので注意は必要です。
時々開けてシーラントのお掃除をしとくと安心ですね。
チューブレスレディはシーラントを使う前提ですので、ホイールメーカー指定のシーラントを使えば安心です。
クリンチャーとお値段がほぼ同じで、性能が上なチューブレスですが。
ちょっとこの辺が複雑で分かりにくいので敬遠されがちなんですね。
エア漏れ問題、タイヤの着脱が難しい問題、パンク修理どうしよう問題。
そうは言っても、同じお値段で走行性能がアップするならチューブレスを使いたいですよね。
特に、チューブレスにも対応するホイールを使っている方は、せっかくならチューブレス試してみたいでしょう。
足回りの性能アップは乗り物ではとっても大事ですからね。
チューブレスの弱点と対策
エア漏れ問題・・・最新モデルのチューブレスタイヤを使えばかなりエア漏れは防げます。チューブレスレディホイールであればシーラントを多めに使えばOKです。ただし、高圧では難しいこともあるので、高圧を入れたい方はチューブラが良いです。
タイヤの着脱が難しい問題・・・コツを掴めば何とかなります。最近のチューブレスはだいぶ楽になっていますので、ある程度タイヤ交換に慣れている人なら問題ないです。苦手な人はタイヤ交換の時はお店に頼んで、パンク修理の時はパンク修理剤を使うという形でOKです。
自分で家でタイヤ交換したい人はMAVICのUSTチューブレスが楽です。
パンクどうしよう問題・・・シーラントやIRCのパンク修理剤で解決です。あとはロードサービス付帯の保険に入っておくのもアリです。
チューブレスの弱点を克服出来る人ならチューブレスオススメです。
「自信がない!」という人はクリンチャーが無難ではありますが。
そうは言っても、同じ値段で走行性能、耐パンク性能が上がることを考えるとやっぱりチューブレスは一度はトライしておきたいところでしょう。
慣れるまで少々大変かもしれませんが、トライする価値は御座います。
余談:クリンチャーでもスゴイ走りのチューブTUBOLITOチューボリード
今日は時間があるので、ちょっと余談も書いておきましょう。
「チューブレスは走行性能は良いけど、やっぱりクリンチャーが慣れているから、クリンチャーのまま速くなるものない?」
はい、あります。
TUBOLITOチューボリード
超軽量、耐パンク性、空気も抜けにくいポリウレタン製のチューブです。
昔の軽量チューブって、
・薄くなるのでパンクに弱くなる
・ラテックスならパンクに強いけど、空気が抜けるのが速い
のどちらかで、しかも、軽量って言ってもせいぜい50~70g程度でした。
(通常のチューブは100g程度)
TUBOLITOチューボリードがスゴイのは、
重量38g(700×18-28C/バルブ長42mm)という驚異の軽さで、
なおかつ耐パンク性も強くて、空気も抜けにくいんです。
夢のチューブで御座います。
とは言っても、お値段が1本¥4,650-(税込)とラテックスの倍近く、実にお高いアイテムではあるのですが。
まあ、夢のチューブは夢のようなお値段というわけですね。
在庫はしていないのでお取り寄せになります。
ハルヒル用に欲しいという方は期間に余裕をもってご注文下さいませ。
チューブレスやらポリウレタンチューブやら、ちょっとマニアックな商品の話になりましたが。
みなさまのご来店お待ちしています。