TREK WORLD レポート
2015.08.11 Tue
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みなさま、大変遅くなりました、トレックワールドのレポートを提出致します!!(笑)
たいへんな長文となってしまいそうな予感が致しますので、いくつかに分けて公開してきます。
と、いうことで、第一弾はみなさんが一番気にしていると思われるであろう、MADONE9!!
15分少々ですが、試乗することが出来ましたので、ボクのインプレッションをお届けします。
今回ボクが乗ったMADONE9はRSL(レースショップリミテッド)のP1モデル。
某WebサイトやSNSなどで見かけた方も居ると思います。
サイズ的にこちらがちょうどよく、タイミングもあって、MADONE9の中でも
一番の上位モデルに乗ることが出来ました。
RSLはOCLV700を用いた、TFRのプロ達も駆る、最高峰のモデルです。
MADONE9の通常ラインナップはOCLV600を使用していますが、こちらはプロ選手と同モデルです。
様々なテクノロジーやインテグレーション、ギミックなどはTREKのWebサイトやその他情報サイトでも
掲載されておりますので、ここではあえて語らず、ボクの主観で、感想を述べたいと思います。
因みに、ボクは現在、2013 MADONE6にアイオロスD3 3を履いて使っています。
そことの比較が主な感想になりますので、予めご了承くださいませ。
先ずは、加速感の違いです。
元々KVF化したMADONEシリーズは空気抵抗の低減を主な目的としたモデルで、
ボクの年式のモデルでも、アイオロスの効果と相まって、スピードを上げた時や
向かい風に対して走った時に、自分自身が、人間が抵抗になっているんだな・・・と
感じるくらい、バイクの風の抜けが良かったのですが。
新型MADONE9はそれが遥かに進化しています。
ハンドル、ステム、ブレーキ、全て専用設計で、空気抵抗の低減の為、余分な凹凸が一切ないシルエットです。
本当によく進みます。全速度域で体感出来ました。加速するときも、巡航してるときも違います。
これは、大きなアドバンテージになるはずです。おそらく、普及価格帯のTTバイクより良いでしょう。
続いて、乗り心地についてです。
MADONE9には「MADONE ISO SPEED」と言って、チューブの中にチューブがある構造になってます。
これがとても良い仕事をしてくれるんです。自分のMADONE6もシートステーにブレーキ用のブリッジが
無いので、実は結構乗り心地がよいのですが、MADONE9はもっと乗り心地が良いのです。
また、ISO SPEEDがしなって路面を追従してくれるので、カーブでも安定性が違いました。
荒れた路面でもしっかりとトラクションがかかり安心して倒しこむことが出来ます。
剛性が高く硬くて、腰が跳ねてしまって上手く曲がれないことがあったりしますが、MADONE9違います。
OCLV600でよりしなりがあるはずのMADONE6よりISO SPEED付きのOCLV700のMADONE9のほうが
安心して倒しこんで曲がれるので、峠の下りや、クリテリウムなどではかなり心強いのではないでしょうか。
こうして、二点の大きなアドバンテージを感じて思ったことは、強さと優しさを兼ね備えた素晴らしい一台である。
ということです。硬すぎないから、疲れにくい、よく曲がれる、でも、スピードはよく伸びる。バランスもよく扱いやすい。
エアロバイクにありがちな、縦剛性が強く、硬すぎて扱いにくいということもありませんし
超軽量モデルの様に軽すぎて不安定で慣れやスキルが必要ということもありませんでした。
今までの、TREKが開発してきた自転車の、それぞれの強みを全て一体化した一台となっておりました。
このMADONE9シリーズは既に発注が可能です。
プロジェクトワン対応のモデルではありますが、その他完成車も用意がございます。
完成車のシリーズですと、早いモデルでは9月中に出荷の目処が立っているものもございます。
レースで良い成績を出したい方にはもってこいですし、超長距離を走る方にも、脚を残しつつ
空気抵抗少なく良く進むので、それもまた向いています。扱いやすさがスキルをカバーしてくれる
ので、ボクは(ワタシは)上級者じゃないし・・・。と臆することもないですし、逆に合ってると思います。
これからよりステップアップを目指している皆様、ご相談ご商談、お待ち申し上げます。
また詳しいお話しは店頭にて、つかさまです。よろしくお願いします。
トレックワールドレポート、第二弾も後々行います!!