10万~20万円のおすすめアルミホイール
2019.01.31 Thu
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こんにちは、高崎店ふくだです。
榛名山ヒルクライム、ハルヒルのエントリーが始まりまして。
先日のパワーメーターの質問に続きまして、
10~20万円のホイールでのオススメについての質問を頂きました。
10万円台のホイール。
初心者にとっては決して安くないものですよね。
それでも、ハマると一本は良いホイールって欲しくなりますね。
なぜ、みんなそんなに高いホイールが欲しくなるのか。
自動車なんかではバネ下、つまりサスペンションより下の軽量化は、上側より15倍近く効果が出るとも言われています。
自転車も同じで、低い位置の軽量化は効果が大きいんです。
特にホイールの場合、軽さだけじゃなく、
・回転のスムーズさ
・剛性(踏んだ時に変形して力が逃げてしまわないか)
といった要素もあるので、かなり性能に影響があるんですね。
そんなわけで今日はオススメのホイールを紹介していきます。
シマノ DuraAce R9100 WH-R9100-C24
¥164,510-(税込)1,456g
いくつかオススメはあるのですが、自転車用品に関しては『困ったらとりあえずDuraAce』です。
特に我々は日本人ですからね。
日本のシマノって安心ですよ。
実際、お客様相談室がきちんとあるメーカーって少ないですしね。
シマノはやっぱりアフターが優秀です。
それに、DuraAceって付いていると、やっぱり「おぉー!DuraAce!」ってなります。
性能面としてもシマノのハブはよく回りますし、重量も十分でしょう。
安心と性能のバランスから一番オススメしやすいホイールです。
欠点としては税込で16万円越えはちょっぴりお高いかなという気もしますが。
性能と安心を考えれば、オススメホイールの一つですね。
Bontrager Paradigm Elite TLR
12万円(税込)1,490g
Bontragerと言いますと、詳しい人は知っているかもしれませんが、
カーボンホイールのアイオロスシリーズが人気が高いですね。
ただ、アルミリムもなかなか優秀です。
ズドンと箇条書きしますと、
・DT SWISS 240ハブ→結構良いハブです
・リム内幅19.5mmワイドリムなのに1,490g→他社も最近ワイドリム化してきていますが、たいていは17mmまでです。その点19mmのBontragerはスーパーワイドリムです。ワイドになると剛性アップです!同じ重量ならワイドリムが圧倒的に有利です。
・スポークもエアロ→この値段帯では当たり前といえば当たり前ですが、それなりに良いスポークです。
・これで税込12万円!
ということです。
つまり、リム(外の外周部分)、ハブ(中心の部分)、スポーク(リムとハブをつないでいる針金みたいな部分)の全てが高いレベルでバランスが取れていて、なおかつ値段もナイスプライス!ということです。
最近、話題のチューブレスレディ化も可能です。
TREKの子会社ですので製品保証も強いというのも特徴ですね。
気になるポイントとしては、アルミリムのホイールメーカーとしてはちょっと知名度が低いことですね。
「TREKの完成車についてくるだけのホイール」
と思っている人も中にはいます。
実際には結構な実力派です。
Mavic Ksyrium Pro UST
151,200円 1,410g
はい、言わずと知れた老舗ホイールメーカーMAVIC。
ここはとにかくどのラインナップもリムが軽くて強いですね。
さらに近年はUSTチューブレスがとにかくすごいです。
私も最近やっとチューブレスを使い始めたのですが、MAVICのUSTがやっぱり簡単ですね。
私はBontragerのチューブレスレディを使っていますが、自宅の普通のポンプでやろうと思うとコツが必要です。
ホイールとタイヤの相性によっては自転車屋さんでさえ、天を仰ぐほど難しいことがあります。
MAVICのUSTは冗談や誇張抜きにクリンチャーより簡単かもしれません。
チューブをはさんだりする心配がないですからね。
チューブレス運用を狙っている人は、今のところMAVIC一択です。
そう言いつつ、最近の私はBontragerでチューブレスなのですが。
あとはこのお値段タイヤ付きのお値段です。
しかもチューブレスタイヤです。
タイヤだけで買ってもかなり良いお値段するやつです。
耐久性としても頑丈ですし、さすがの大定番。USTになって大進化といったところです。
アフターの修理部品も入手しやすく、日本国内で使いやすいホイールの代表的メーカーですね。
気になるポイントとしては、ハブの回転が気になるという人も中にはいますが、
気にしなくても良いポイントかなと個人的には思っています。
カンパニョーロ シャマルウルトラC17
¥178,460-(税込) 1,495g
独特なスポークの組み方G3で見た目が美しいカンパニョーロ。
まあ、かっこいいですよね。
ただ、この重量でこのお値段はちょっとお高いですし、
修理の時に細かい調整が難しかったり、
前輪だけ、後輪だけ購入が出来ないというのがネックです。
「事故で前輪だけ壊れた」
という時に、前後セットじゃないと買えないっていうのは少々痛いです。
ただ、見た目とラチェット音の美しさについては最高ですね。
よく比較されるのは姉妹メーカーであるフルクラムのレーシングゼロ ナイトC17。
黒いリムになって179,280円とほぼ同じ価格で、1506gとほぼ同じ重量。
スポークの組み方以外はほぼ同じと考えていいでしょう。
シマノコンポのユーザーだとカンパホイールを履くのに抵抗がある人もいるので、
そういう方はフルクラムという選択肢もアリですね。
ただ、やはりフルクラムも前輪だけ、後輪だけの購入が難しいのがネックですね。
走りに関してはG3組のカンパの方がほんの少しマイルドな気がします。
素直な組み方をしているフルクラムの方がシャキシャキッ。
まあ、半分くらい気のせいのような気もしますが。
さすがにスポークの組み方だけで変わる走りの性能までは私には感じられないです。(笑)
フルクラムとカンパについては基本的には同じメーカーですのでブランドイメージの好みで選べばOKです。
Bontrager アイオロスPRO3
¥198,720-(税込)1,506g
はい、アルミホイール特集ですが。
ぎりぎり20万円以内なので、アイオロスPRO3も入れておきます。
アイオロスXXXシリーズは30万円以上の高級ホイールですが、
アイオロスPROシリーズはフルカーボンなのに20万円以内と手の届きやすいナイスプライスなホイールです。
カーボンホイールはやはり剛性もありますし、高性能です。
重量だけ見るとハイエンドのアルミより重いのですが。
カーボン特有のシャキシャキ感がありますので、総合性能で言うとやはりカーボンホイールって優秀です。
(この辺の話はフレームの材質とも共通ですね)
見た目としても、やはりカーボンホイールは優秀です。
ブレーキについては、最近のブレーキシューは優秀ですので効きは問題ないです。
ちょっとお高いですが、まあ、カーボンホイールを使っていく上で仕方ない出費です。
気になる方はディスクブレーキに移行すればすべて解決です。
Bontragerはカーボンが得意なTREKの子会社だけあって、カーボン製品の保証が強いですね。
今回紹介した以外にも色々なホイールがあります。
店頭で展示していないホイールでも、3日程度で取寄せ可能です。
お気軽にお問合せ下さい。
みなさまのご来店お待ちしています。